※ 計算の方法

[2002/09/02] by Nishimura Hiromi

 CalendarMemo からの計算方法を紹介します。わざわざ説明する程のことはないと思うのですが「どうしたら計算できるの?」と問い合わせが多いので書いておきます。

● 基本は計算式を選択し[計算]ボタンをクリック

 まずは CalendarMemo を起動して下さい。次に[新規]ボタンをクリックし新しいドキュメントを作ります。このドキュメントに計算式を書きます。

 簡単に 1+2+3 の計算をしてみましょう。エディタ部のドキュメントに計算式を書き込み式の最後に必ずセミコロン ; を入力します。セミコロンがないとエラーになるので注意して下さい(gnu bc では不要でしたが mc では必ず必要です)。

 次に計算式を選択します。選択すると上記のように選択部分がハイライト表示されます。この状態で[計算]ボタンをクリックします。[計算]以外に esc キーや enter キーでも同じです。たぶんマウスで[計算]ボタンをクリックするより esc や enter キーを使った方が楽でしょう。

 計算式を選択し[計算]ボタンをクリックすると上記のように計算結果が次の行に挿入されます。

● サンプルを実行

 CalendarMemo の Web ページには色々なサンプルプログラムが記載されています。 mc (matrix calculator) の勉強をするにはこのサンプルを色々と書き換え試してみるのが一番です。サンプルの実行例を紹介しましょう。

 上記アンモナイトのような図形を書くサンプルプログラムが載っている Web ページはです。

 上記のようにプログラム部分を選択しクリップボードへ Copy します。次に CalendarMemo のドキュメントへ Paste します。

 上記はクリップボードからドキュメントへ Paste した状態です。

 上記のようにプログラム部分を選択(ハイライト)し[計算]ボタンをクリックするとプログラムが実行されます。

 上記が選択したプログラムの実行結果です。このように Web で公開しているサンプルプログラムを自分の CalendarMemo で簡単に試すことができます。サンプルの中には改行が含まれているものもあります。改行は無視されるので実行には何等影響はありません。

 秋田脳研の Web ページには沢山のサンプルプログラムがあります(まだ全部実行できませんが)。中にはデータ処理の参考になるものがあるかもしれません。試してみて下さい。

● 備考(1)

 計算をする時、マウスを使ってプログラム部分を選択(ハイライト)しなければなりません、意外に面倒です。実行させる式が一行の時、キャレットが式中にあれば特別に選択しなくても[計算]ボタン、 esc または enter で計算を実行させることができます。私の場合、長いプログラムでも最初は一行書いたら実行し試しながらプログラムを作っています。マウスを使ってプログラム部分を選択しなくても良いので

● 備考(2)

 Web ページに貼付けられている画像はようやって作るのと聞かれることがあります。スクリーンの部分コピーは command+control+shift+4 でできますが Web ページに貼付けるには大きすぎる。このような時、getClipPict 関数と changePictSize 関数を使うと便利です。

(1)command+control+shift+4 でスクリーンの部分コピーをする。

(2)次のプログラムを実行する

a# = getClipPict(0);
changePictSize(a#,1/2)+0;

 この例ではクリップボードにある画像を半分に小さくしています。最後の式に +0 があります。何で?と思うかもしれませんね。これを実際に試してみると判るのですが +0 が無い場合には単に画像をはんぶんにしているだけで元データの大きさはかわりません。倍の大きさに変更すると元の画像に戻ります。でも +0 の演算を行うと画像データも小さくなります。ただし倍に変更しても元に戻りません。

 では何故にここで +0 したか。これも実際に試した方が判ります。

a# = getClipPict(0);
changePictSize(a#,1/2);

.OK.

 このように +0 の演算をしないと画像はかすれたようになります。

changePictSize(a#,1/2)+0;

.OK.

上記が +0 を実行したれいです。綺麗に縮小されるのが判ると思います。